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短編作品

 すれ違いがテーマ

 縁の切れ目

 自己承認欲求の強い彼女

 他人に依存すべきか否か

◯松井剛

 大学生

◯飯野瑠夏

 高校を中退。Vtuberとして生計を立てている。


 松井は飯野に依存してしまっている。ただ、飯野は都合がいいから松井を彼氏にしているだけであり、本当は誰でもいい。

 初恋は呪い。本当に。


1. 再会 交際開始

2. 松井が飯野に依存し始める。

3. 飯野の精神状態が不安定になる

4. 飯野の浮気が発覚する

5. 別れ


 人が人生を歩む道を運命というのならば、その運命は様々な道のりで、上り坂や下り坂があるだろう。そして、時には他の人の運命に近づいたり、離れたりする。

 だが、他の人と道が被ったからと言って、ずっと一緒に歩めるわけではない。他の人に頼りっきりにならず、しっかりと自分の足で前へと進まなければならない。

 人生は長く、自分のものだから。


 スマホの通知を見て、心臓が飛び出そうになったのは、1回目がバイト先からの電話で、2回目はかつての初恋の人からのメッセージだった。

 そのメッセージの内容は成人式に来るかの確認で、俺はすぐに行くことを伝えた。

 初恋の人とは中学生の卒業式のときに連絡先を交換した以来取っておらず、これが初めてのメッセージだった。

 小学中学とずっと片思いをして思いを伝えられぬまま大学2年生になってしまった俺は、成人式で結果がどうなろうとずっと好きだったことを伝えようと決心した。

 そしてその成人式の日、振り袖を身にまとった彼女を俺は目にして、その綺麗さに固まってしまう。

「あ、松井くん久しぶり。スーツ似合ってるね」

「久しぶり。飯野さんこそ、振り袖めっちゃ似合ってる」

 俺がスーツに袖を通したのは大学の入学式とこの成人式の2回目で、似合ってるわけがない。でも、飯野に褒められたことが嬉しくて、つい格好つけでネクタイを締めるふりをする。

 久しぶりに見た飯野は美人に成長していた。小さい頃から顔立ちは整っていたが、

813文字
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